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2011年9月30日 (金)

『木彫二人展・・・佐々木・梅野』を終えて

野分の風が吹く頃にやりましょうということで企画していた展覧会、佐々木紀政&梅野浩壱『木彫二人展・・・木の可能性』が終了した。ギャラリーFとしては初めての但馬木彫の展覧会でした。

佐々木さんは名古屋の大学で彫刻を勉強し、但馬木彫に魅せられ5年ほど修行されたようです。梅野さんは、欄間などで有名な富山県の井波で木彫を修行され、縁あって但馬木彫の仲間的に展覧会へ参加されているとのこと。

今回、会場で実演もしていただいたが、見ていると手作りのため一日2~3個作るのが精一杯のようです。修正のし難い木彫ですが、殆ど四角い木にセンターラインだけを鉛筆などで線を引くだけで、後は思い切り良くノミで、ずばずばと落としていき、少し大きめの円ノミで削ったり三角刀で彫り筋を入れたりして形を作っていかれる。四角い木に縦から見た絵を、横から見た絵を描いて、さらに途中でも何度も同様の絵を描きながら仕上げていくのかと思っていたが、仕上がり像のイメージが出来れば、そんなスケッチ的なことはいちいちしませんとのこと。正に職人技です。

それから、彩色する木彫としない木彫は、最初からそのつもりが違って、削り方・仕上げ方が違うそうです。つまり、彩色する場合は、最初からそのつもりで材料の段階からノミの入れ方が違うと言うことです。

作業する時は、ズボンと白い足袋に履き替え、正座してされる様子を拝見し、何事も精神統一から始るのだなと勝手に思ったりもしました。

今回は、短期日数のため、せっかくの機会なのに見ることができなかった方が多いと思いますので、時機をみて再度企画してみたいと思います。

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